サモンナイト6 異識体について 搾取と服従が内に向かう専制

私の、異識体についての分析は
イストは間違っている。


異識体の正体はリィンバウムのエルゴの、狂った影法師。
使ってくるのがセイバー影法師という所に拘りと間違いがある。アヤに向かって「招待せざる扇動者」と言って、自分と似た者を見ていて気分が悪いというアティに「その通り」だ、と返した。言っていることは服従と搾取を求めているが。本来世界を守る代表のつもりなのである。

異識体は内に囲いこんだものを贄として補食、搾取するというが。
ならば負の感情で相手の戦意を挫く為の駒がセイバーというのが不自然だ。
リィンバウムに召喚等で訪れたことある。またはリィンバウムの人間かリィンバウムに召喚されたりしたものを宿主としている異世界の民しか召喚していない。

そうじゃなきゃ、リィンバウム召喚前の、異世界にいる護衛獣や導きの光の具現達が現れない理由がつかない。



異識体は基本、リィンバウムの人間を、補食する。


しかし管理者といいながらここに矛盾がある。管理者ならば内に囲いこんだもの同士で、横取りが起こることに対処しなければいけないのに無視している。贄である人間同士搾取し合うなら差し引きゼロとして、一応腑に落ちるが。

贄を他の捕食者が襲う事態を放って、同類で僭称者とみなされるアヤにきれていた。


だから、あのエルゴもどきは狂っている。外から自分の贄を襲う者を打ち払う為の武力を、内にいるものを押さえつけ、服従と搾取(徴収)を迫るため優先に用いている。ソードアートオンライン二巻の軍、のあり方と同じ。
最低でも二柱の悪魔王を呼び込んでおいて、自分に下るようなそれに次ぐ大悪魔や悪鬼、冥土を操ろうともしない。操れない相手でも、本人と、本人と同格のスペアの影法師を束にしてけしかけられるのに。武力で縄張りの中で贄を襲う悪魔王達を退治しようともしない。

恐らく、他の悪魔王や犯罪者たちはそうしない。自分の縄張りのなかでよそ者が調子に乗っていたら、メンツの示しのためにけじめをつけに来る。分かりやすい例がバノッサだ。

世界の管理者を異識体が自任するためには、歪みすぎている。
部下のはずのイストの創造主のイメージ程、目の前にいるあの異識体は複雑でもそこが深くもない。


異識体が蜘蛛なのは、網→Web→ネット仮想世界とメインサーバーをモチーフにしているからだろう。川原礫作品世界のカーディナルシステムごっこが流行りなのだろうか。ラージュの能力も加速能力じみているし。

メイメイの追想の宝珠を。サモンナイト5追想システム用オンラインサーバーへ世代交代させた場合の、悪バージョン。悪夢のディストピア国家世界にしたものが、繭世界でないか。まるで旧王国内のデグレアを、ディエルゴが独裁制を強いているようなあり方の世界だった。あくまで異識体が興味があるのは、人間たちの戦士である勇者。ダンピール思想であれば境界種も可?